今日もせっせとハニカム製作。こんにちは。制作部の井上です。
装飾品の一部が出来上がったので、包む前にパチリ。弊社で製作するハニカム什器は、お客様が解体して別の店舗へ移動する、
などということも珍しくありません。
また、使用中に壊れてしまったり、はめ込み部分が外れてしまったり、
といったトラブルも避けなければなりません。
そのため、ホットメルトや強力両面テープなどを用いた「接着」も
目的に応じて積極的に行います。
全てのパーツがバラバラになりすぎても、
パーツ点数が多い場合は、再組み立て時の混乱の元にもなります。
写真で見える縦に差し込まれた細長いパーツは、ホットメルトで接着されていますし、
黒いスチレンパネルとベースのハニカムボードは、強力な両面テープで接着されています。
縦パーツの下側に差し込みの出っ張りが見えると思いますが、
底になるパーツに差し込むこの部分だけを脱着できるように残しています。
この他にこれから作るメインの壁面(3000×2100)があるのですが、
それらは特殊な接合方法により、脱着可能でありつつ、絶対に外れないように設計してあります。
日本で一番大きな鉄道の駅のどこかに設置され、お子様のフォトスポットとして使用される予定です(笑)
いつもながらワンオフのため、予期せぬ問題が発生し、設計に行き詰ることもしばしばですが、
何とか乗り切っております(汗)
グラフィックデザインと違い、3次元でパーツの構成を考えなくてはならないため、
設計後の組み立てシュミレーションで、不可能なことに気づいたり・・・・
複雑なものは縮小モデルを作って確認した方が安全ですね。
二転三転するお客様の要望のため、設計図を何度書き直したことか・・・
作っている時は楽しいですが、設計は苦行です(笑)
お手柔らかにお願いします。
ではまた。