スタッフブログ

ハニカムボードで作るモニターディスプレイ

2021年03月04日

ハニカムボードで作るモニターディスプレイ

会場の入り口に置くディスプレイで、モニターを2基搭載しています。

通常、このような物を作る場合には木工になることが多いのですが、今回の場合は、
今回の展示会が終了した後、一旦バラして、また別の日に、別の会場で設営して使いたい、というご希望があったため、
ハニカムボードによる組み立て式としました。
しかしながらハニカムボードは非常に丈夫なため、このような使い方でもビクともしませんし、
軽量で運搬も楽なため、十分に使えます。
ハニカムボードで作るモニターディスプレイ

正面のパネルはワイドが2メートル、高さが2.1メートルあり、

縦に2分割で出来ています。
普通は分割した状態のまま並べて設置するのですが、そうするとどうしても分割点に隙間ができてしまいます。
そのような場合の回避策として、分割位置に幅50ミリくらいの同一絵柄のシートを貼ってマスクする、という方法がありますが、
今回はプロの我々が貼ったとしても、次回の設営時に素人であるお客様がそれを貼るのは不可能に近いです。
そこで悩んだ末、制作段階において絵柄のシートを2枚のボードを繋ぐように貼り、ボードを二つ折りの状態で持ち運びできるようにしました。
これでしたら広げるだけなので簡単です。
ハニカムボードで作るモニターディスプレイ

モニターの設置部分に関しては、お客様から事前にモニターをお借りして採寸し、ぴったり納まるように設計しています。

合わせてPCを乗せる台も設け、すべてをハニカムボードで賄っています。
正面から見ただけだと、一見、木工でできているのかと思うほどの完成度です。
今までにも数々のハニカムボード製の什器を作りましたが、現場での設営は毎回ワクワクします。
お客様から『おー、かっこいい!』の声が上がった時は苦労した甲斐があったとホッとしました。
Y様ありがとうございました。